はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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出版不況とテクノロジー

小説を読んでいると、設定が時代について来れない部分を感じる。

昔なら鉄道は密室状態で停車するまでの連絡手段は列車無線や窓から手紙の投下くらいしかなかった。今は個人の端末で連絡し放題だ 。ニュースも翌日の新聞までとか伝わるタイムラグがあったが、ネット配信やTwitter辺りのタイムラインではその場の情報が すぐ流れる。街頭は監視カメラだらけで行動は筒抜けだ。

つい最近まではあの設定で通用したのだ。携帯電話が普及して日本国民の二人に一人がネットを使うとか言われていた頃は、 まだまだ古い価値観の設定が通用した。だが、皆がスマートフォンを使うようになった辺りから少しずつ変わり始めたように思える。

時代によって進化するテクノロジーより、人間の内面に注目すべきかといえば、それは疑問である。人との接し方についてすらスマー トフォンで手法を検索していそうな昨今では結局技術に振り回されるだろう。

出版不況が叫ばれており、様々なものに皆原因を求めている。だが何より、読者や筆者自身が納得できるような設定が書きにくくなっ ている社会も原因ではないだろうか。

同義反復

iPhoneGoogle系のアプリを使うということは、同義反復的な無駄さがある。

それぞれの陣営にメールやカレンダーや地図のアプリがある。あまりandroidユーザーがiOSのアプリを使おうとする話は聞かないが、逆はよくある。

この時、既にデフォルトで端末にあるアプリと同じ物をもう一系統備える必要がある。

勿論、メールはSMTPiOSのメールアプリで受信したり、カレンダーの内容もiOSのカレンダーでデータ同期できるらしい が、それらは所詮は別陣営のアプリであり限界がある。地図は結局別アプリがいまだに必要であるし、ビデオ通話もハングアウトとFacetime間では恐らく不可能 だろう。

結局、これで使うのはGoogle陣営のサービスである。iOS系のアプリと違ってOS関係なくPCのブラウザでログイン して項目編集できるし、それをスマホに反映できる。

数年前は圧倒的にiOS系のアプリの方が完成度が高かったのだが、android端末がマシなものになって、 アプリもまともなものの対応が増えて差がなくなってくると利用時の柔軟性の有無でandroid端末に便利さを感じる。

iPhoneで結局Googleのアプリ利用率が高いなら、androidに乗り換えてもさしたる不便は無いだろう。

ネット叩きのいち側面

暴力団が社会の表裏を支配しており、地域住民も事あるごとに暴力団を動員して物事を解決しようとする体質で有名な九州のある市で、 既婚の巡査部長が重婚をしようとして懲戒処分になったという。

この土地の本来の体質ならば処分せず見逃して、むしろ内部告発者を始末しようと動くから、珍しい結末である。 きちんとマスコミ報道して悪事があったと公表することは重要だ。それによって、事件が衆人環視の中に置かれて不正な対応をとりにくくなったのだ ろう。穿った見方をすれば、ネット住民による監視社会の影響で閉鎖的な村社会の体制がほころんでいるのかもしれない。

ネットで事件の犯人について叩く風潮をネットいじめだと主張する向きもあるが、むしろ被害者の弱者には助け舟だろう。

横浜市の学校で起こった教師による福島出身の被災者へのいじめ行為の隠蔽と、その後の教育委員会の数百万円の金銭授受はいじめではなくおごり だったという報告書も、ネット住民がおかしいと大々的に騒がなければ学校という密室の中でうやむやに処理され、 被災者の子供は大人公認でゆすりたかりできるというレッテルを貼られて、今後もつらい思いが続いたに違いなかったのである。 ネット住民の監視と容赦ない叩きのおかげで横浜市教育委員会による組織ぐるみの金銭恐喝から被害者を救ったのだった。

学校とか村社会のような、この種の閉鎖的な体質の場所で内部の連中の憎しみや妬みを一方的に受けたとき、従来できたことはやられる立場に甘んじるか、 そこを逃げ出すしかなかった。

私もたかが大学受験したいというそれだけのことで、村社会の序列が揺らぐ余計なことをしようとしているとされて、地域ぐるみで脅迫された。そして、 ある寒い夜にこっそり家出して線路伝いに逃亡し、上京した。ホームレス同然の生活で大変だったが、きちんと進学するべきところには進学できた。 たかが紙に何か書くだけに過ぎない入学試験ごときで揺らいでしまう、その程度のものが地方の住民が重んじる地元の秩序だった。

今はネット叩きを通じて世間一般のまっとうな価値観で物事を評価してくれる場所がある。これは閉鎖的なコミュニティで孤立して追い込まれる弱者には希望 である。スマートフォンでも何でも、ネットに情報発信できる方法があったら、それ自体が反撃手法であり、もう孤立して悩まなくて良い時代になった。 ネット炎上や人肉検索にはそのような一面がある。