はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

ADs

媚中にご用心

数年前、中国政府は「黙認する」と言う形で反日デモや日本国内での一部暴力的政治活動集団の侮日を煽った。また、同様の動きが南鮮でも起こり、日本は孤立するような形となった。もちろん、これは差別や歴史認識の甘さを声高に叫んで楯にして、合理的な反論をも無理矢理封じ込めて、一方的にあり得ない主張と不当要求を日本に行った結果、日本国民の大半がそれに常識的な観点から、これはおかしい、応じるわけにはいかない、と判断したからだった。こうして、反日の感情が高まるほど国内でも反中・反鮮の感情が活発になった。ところが、今回の首相訪問で中国の側との関係は、歴史捏造による不当要求を中国がひとまずお茶を濁して引っ込めた結果良くなって、南鮮との関係は悪いままという状態になった。これこそが中国の目的であると私は考えている。

最近中国は、朝鮮半島への影響力強化を切望している。北朝鮮は体制の破綻が間近であり、今や経済的には中国に依存していて手中に収めたも同然である。更に、中国は南鮮に対して「高句麗論争」という、高句麗は実は国ではなく中国の王朝の一地方府に過ぎなかったという歴史認識を仕掛けたり、先のアジア大会でも南鮮を挑発するようなデザインの会場セットを設営して、南鮮の選手の抗議にまで発展した。大国の隣に陸続きの小国が何年も残ったのだから、絶対に服従関係は存在し、大国から見れば自治州としか見なされていなかった、という事実から見ると、この説は正論といえるのだが、わざわざ古代の王朝などはるか昔の問題となった今の時代にこの説を持ち出したのは、オリンピックや経済成長を背景に、躍進する中国というイメージと、自信をつけた結果、その発露としての対外膨張の欲の実現の正当化のためである。そして、この進出欲に日本を加担させようとしているのである。

先に中国が反日デモと不当要求を仕掛けたとき、当初は中国の拡大する存在感と相まって、あの異常な暴動に日本国民は動揺するかに見えた。しかし、しばらくすると日本国内の世論が強硬な方向にまとまってきた。そして、反中・反鮮の主張は一部の政治団体だけでなく、インターネットや一般メディアでも多く話題にのぼるようになった。これらの言論は、決して感情的に中国や南鮮が嫌いというものでなく、彼らの主張を覆す不利な歴史的な資料を持ち出した正等な反論や、手の内を見透かした鋭い洞察の類が大半だった。更に、現在の日本はどんな法案でも数で押し切って成立できる政権であり、一応は強硬派が主流にいるために、自衛隊の軍備増強、とりわけアメリカと協力した核兵器の配備が進む(今でも、どこかの米軍基地には既に配備されているはず)可能性が高く、中国がもくろんでいた軍事計画に脅威をあたえることになる。

中国が日本に与えてきた威嚇に応える日米の動きをやめさせないと、一つの地域に核兵器を配備できる国が沢山あるという技術的には誇らしい状態にはなるけれども、中国にとっては核があって有利に動ける国という脅しのカードが無効になってしまう。しかも、いつ日本から核ミサイルが飛んでくるかわからない。また、甘く見ていたインターネットの反中・反鮮の世論形成の動きの案外なしぶとさに不気味な感を抱いたことだろう。言論弾圧をかいくぐるだけの要件を備えた、誰もが参加できる巨大な言論コミュニティーが世論となって立ち向かってくること、これが飛び火して自分達の国内にも起こった場合のタチの悪さを感じたことだろう。

中国は、とりあえず関係回復を広く世間にアピールして、日本のあらゆるメディアに対して反中の矛を収めさせる一方で、中国に向かっていた反感のエネルギーを南鮮に向けさせることによって、まず南鮮を世界から孤立させ、当初もくろんでいた朝鮮半島への影響力強化を成功させることだろう。そして、その後に再び反日を煽って、日本を上手く切り捨てるのではないか。

最近のメディアはなぜかプロパガンダみたいになって、不都合なことにダンマリを決め込んでいる。従って、一般のメディアは当てにならないところがある。反中・反鮮の言論をネットでしている人達は、せっかくネットがあるのだから、日中関係だけでなく、本HPで述べたような中国と周辺の国との関係もきちんと見て、中国の意図が何であるのかを、本稿も参考にしながら見極めてほしい。そして、表面的な報道に振り回されないで活動を全うして欲しい。

(C)2007

広告を非表示にする