はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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中国産毒ギョーザの犯人

先日、2年前(2008年)の中国産冷凍ギョーザに有機リン系の毒物が混入していた問題について、中国当局が犯人とされる男を摘発した。証拠品として注射器を押収したそうだが、不自然な点ばかり残る。

なぜ注射器を捨てずに下水などに流したのか。食中毒事件が別の地域で同時期的に起こったということは、大量生産される製品がまとまった単位で出荷される以上、同じ製造日に時間を置いて毒物を混入させる必要がある。ところが当の食品工場は製造工程でも監視カメラを設置しているとして当初その映像を見せていたような管理ぶりである。注射器で混入などと言う大胆な手法が何回も出来る環境だろうか。

これは、加工食品の輸出が一つの産業となっている国が製造工程の欠陥を隠すための国策逮捕だろう。公衆衛生がかなり徹底している日本でもオフィスビルなどにはゴキブリやネズミの被害がある。これは食品工場でも同様である。そこで、専門の駆除業者があちこちに殺虫剤をしかけて製造工程に虫が入ってこないように対策している。中国の公衆衛生はそれほど状態が良いとは思えず、そこで輸出用の食品を製造するとなるとネズミやゴキブリなどの侵入を防ぐために工場側は苦慮をすることになる。おそらく有機リン系の殺虫剤は工場側が製造工程に仕掛けたものであり、その場所が不適切だったために食品に混入したものと思われる。

この種の混入は日本の業者でも人為的なミスで十分起こりうるし、すでに起こっているかもしれない。ただし、使用している薬品が年々基準が厳しくなって有害性の強いものが減っているために害がないように見えているだけかもしれない。中国で危険な農薬がまだ使われているのは、要は広大な土地に未だに多大な虫害があって管理コストがかかるので強力な薬品を選択しているという話だろう。

今後同様の事件を防ぎたかったらまず現地工場に虫害やネズミ防止のノウハウを輸出するのが先決だろう。そうしなければ、これからも同様の被害が出続けて得体の知れない「犯人」が逮捕されて曖昧なままで終わってしまう。

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