はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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身の丈に合ったPC選び

最近はネット上で価格情報が得られるために、最安値の所を探して目当てのものを買うことが容易になった。そうでなくても、PCなどは一部のメーカーではネット上で構成を選択して発注して好みのPCを入手出来たり、パスワード状のクーポンで割引が受けられる特典がある。実店舗で買うよりも安くていいものが手に入る時代になった。

だから、その辺で実在店舗を出している量販店の時代は終わったのかと言えばそれは違うだろう。

量販店は一見割高に見える。だが、それはあくまでネット上の価格の数値だけを見ているからに過ぎない。ネット上の価格の数値はある時点のデータであって、売り切れになれば順位は容易に変動する。同じ店でも価格が日によって変動したりする。余りに売れるので値段を釣り上げることもあるし、サイトの順位を稼ぐためにわざと少ない品数で安売りをしているだけかもしれない。だから、最安値の店舗でネットの価格通りに購入できるわけではない。また、ネットで発注した品物は自分で持って帰るわけではないので、配送料が発生する。精密製品は梱包材料の実費も請求される場合がある。一部の店舗は購入額に応じて無料になりうるが、そうではない店舗もある。その配送料を合計すると割安とは言えないかもしれない。

また、ネットで値段だけを見て購入するという事は、値段以外の部分は自分で対応する必要があるという事でもある。

例えば、購入後にPCが故障することがあるだろう。購入後の初期不良や配送途中の雑な荷役による故障、購入して数年後のパーツの寿命による交換などの事態は予想しうる。配送のトラブルは、破損が配送が原因であることを示して運送会社と交渉する必要がある。故障に関しては、ネット上の店舗ではPCの知識があることが前提で売るという昔ながらの専門店的な建前のところがある。ASUSなどの価格の安いPCを求める人たちが飛びつきそうな特定のメーカーを名指しにして店舗での修理を受け付けずにメーカーを通せと書いているところもある。PCのパーツの寿命などは交換する時期になったら保証期間はとっくに過ぎているだろう。

また、購入の段階でも実物を見ることができないというハンデがある。多くの業者は購入後の返品を受け付けていない。だから、ネット上で公開されているスペック表の内容を理解したうえで、実物を写した写真などを見てサイズや使用感をイメージし、購入する機種を比較検討したうえで、購入ボタンを押す覚悟に迫られる。しかも価格サイトには様々なメーカーの機種が多数出ているどころか、同じメーカーの同じ製品でも微妙に販売時期や構成が異なるものが多数存在していてどれを選べばよいのか見当がつきにくくなっている。

これらの問題は量販店に出向けば大抵解決する。購入検討の段階でも、売り場はある程度品数を絞って展示しているのでその中から選べばよいし、わからない内容は店員に聞けばよい。実機に触ることもできる。また、壊れた場合も量販店特有の保証が利いたり、足りないPCの知識でカスタマーサービスにいちいち故障内容を説明しなくても持ち込めばいい話である。修理なり、ただの部品交換なりの対応をしてくれる。購入後は自分で持って帰り、投げたり落としたりしなければ配送途中の荷役トラブルによる故障とも無縁である。

価格サイトの提示する安値に釣られそうになっている人たちは、まず自己責任でどの程度動けるのかを考えたうえで手を出したほうがいいだろう。量販店で購入するという事は、価格は若干高いかもしれないがそこから得られるサポートや万が一の場合の安心を考えると十分な保険料のうちかもしれない。どちらで購入するか、身の丈に合った購入方法を選べないのは賢い消費者とは言えない、と言いたいところだが実は、量販店を利用せずにネットで見つけた最安値の店で購入しても購入後のサポートが安心な方法がある。

それは身の回りのPCに詳しい人に購入からその後のセッティング、故障時の対応まで面倒なことは全て丸投げしてしまえばいいのである。これは反感を買うだろう。安くて高性能のPCを手に入れて知人友人を一気に失うパターンである。どのようなPCが欲しいのかと聞くと無茶苦茶な高性能を要求するか、漠然としたことしか言わず、しかも予算が低すぎて折り合う機種が無い、辛うじて選定するとこれは自分が欲しいのとは違うなどと文句を言いだす、故障があっても何がどうおかしいのかを説明できないで「壊れた、何とかしろ」、その後の修理の対応も自分でしない・できない、相手の都合を考えず呼び出したり、「やってもらって当たり前」の態度をとる、これだけのことをすれば周りから嫌がられながらも安くていいものが無料サポート付きで手に入るという訳である。

ここまでくると、さすがに何らかの人格障害だと思われるが、実際大なり小なりこの手の連中は実在する。周りの人間に投げるという行為は、これだけの事の何割かは行っていると思ってほしい。本当に賢い消費者としてどのような購入方法をとるかを考えたうえで、価格サイトの安値を見てほしいと思う。

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