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はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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セカンドハウスという発想

田舎暮らしの実態

大前研一という正体不明の評論家がセカンドハウスを日本人も持つべきという主張を以前していた。おそらくは欧米あたりでそのようなブームがあってそれが日本に波及すると踏んで発言しているのではないだろうか。

実際問題として、仕事用と休暇用のセカンドハウスというのは理想である。休暇用というよりは居住用であるし、子供の教育にも適した場所に本宅を置いておいて、仕事上住まないといけないような場所で子育てをした場合の機会逸失が自分の一生や子供に累を及ぼさないようにしたいという、かつて私が村社会で受けた被害を教訓とした配慮である。

色々な不動産サイトで物件を見ているのだが、2件分の土地建物は考えてみればかなりの負担である。従来の一軒分の負担でもともすれば数十年かかって返済するほどの額になるのだから、それを2件確保となると分割したものにしないといけない。大前研一の主張だとセカンドハウスを取得することで不動産投資や設備投資が2倍になることで経済振興につながるらしいが、実際は2か所に半分ずつ配分にしかならないだろう。一軒分の経済能力で2軒持つためには、物件の面積をますます狭く、場所を選ばなければ成立しえない。不便な場所では持ってからの行き来が負担になるし、交通の便の良いところは条件が厳しくなる。新築する場合は特にそのような厳しい条件が求められる。

新築に対して負担の小さい中古住宅も見てみるのだが、見すぼらしい物件が多い。特に築25年以上の住宅がそのパターンである。中途半端な和洋折衷デザインで、トタンに色を塗ったような屋根、外壁は薄汚れた和風、駐車場も小型車がぎりぎり入るサイズ、内部も大がかりなリフォームをしなければ居住できない。経年劣化に強い建材がここ数年で出そろったというのもあるのかもしれないが、あの時代の物件はなぜあそこまで見すぼらしくなるのだろうか。

数年後に簡単に切れない関係で仕事上住居を2つもつか、片方を選ばざるを得ないか、という決断に迫られる羽目になる。2つ住居を持つとすると物件取得にいくらかかるのか、年間の維持経費はいくらかかるのか、住民票や自動車はどちらに置くか、住居内の設備はどうするか、いろいろな面倒がある。セカンドハウスを日本人も持つべきと何も考えない評論家もどきは平気で言い放てるのかもしれないが、実際取得すると家だけでない要素も絡んでくる。それをどうするかへの提言にはなっていない。原発問題で騒いでいる連中と同じで、自分の思慮の及ばない部分は国や社会に丸投げで思考停止する姿勢では何を主張しようとも実質何も言っていないに等しい。

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