はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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組織のライフサイクル

集団にはある種のライフサイクルがあるように思う。

ある集団がある。その集団は、楽しい事をしているように周囲からは見える。そうすると、それに目を付けた連中が入ってくる。新しく加入してくる彼らは、つまらないことしかできない。つまらないこと、とは即ちつまらないことである。例えば、自分で何かを創造するわけでもないし、何の意見もあるわけでもない。建設的な姿勢があるわけでもないし、むしろ物事は何でも否定から入る。一緒にいると面白くないことを平気でする、ある意味人を不快にさせる天才である。

彼らは何も集団に寄与するようなものを持たないで加入する。それは別にお金や機材のようなものではない。集団を面白く盛り上げている要素が根本的に欠けている。だからこそ、周囲から目立つ集団に近づくとも言える。元からいたメンバーが供給する側とすれば、この種の加入者はおこぼれをもらうだけもらおうとする側である。

そうして、集団の中に入ったつまらない連中は、本当は集団に何も寄与しているわけでもないのに、集団の人たちと一緒にいることで自分たちにも何か立場がある、一介の人物であるという錯覚を持つようになる。そうすると、彼らは集団の主導権を奪おうと勝手な事を始める。例えば、それは集団の分断である。同じようなつまらない連中と徒党を組んで派閥を作り、自分たちの気に入らないようなメンバーに嫌がらせをしたり、そのことを自分たちの分派の楽しみとしたり、分派の結束を高める手段にする。また、勝手に集団の方針を決めて仕切ろうとしたり、しまいには乗っ取りを画策する。

ここまでくると、元からいた集団のコアの部分のメンバーは見切りをつけて脱退する。そうすると集団にはつまらない連中ばかり残る。それは、抜け殻のような状態であるから、クリエイティブな活動は出てこなくなり、最後はその集団は廃れる。一方で、脱退したメンバーの集団はまた面白いことをやりだすので、その集団が再びおかしな連中に狙われるという循環を繰り返す。

色々な集団がそのようなスクラップ・ビルドで出来たり消えたりしている。そうならないためには、人を増やさないようにする、入団には一定の条件を設けて集団に寄与しないものを加入させない、集団内の議決権の配分に制限を設けるのが一つの方法である。また、分派が出来たときに集団に損害を与えないように速やかに脱退させるという対応も必要だろう。

逆転の発想は、意図的にコアの集団が脱退することである。これはベンチャー企業が一般の上場企業になるプロセスでよくおこる。経営陣が、創業時のメンバーから経営に手慣れたメンバーに入れ替わる。集団の目的が様々な試行をする段階から、利益を継続して出す段階に変わったからだ。これに失敗したライブドアは経営陣のずさんな経理感覚を大規模な企業レベルで行ったために摘発されてしまったのは記憶に新しい。単なるサークル集団でこの方法は必要ないのかもしれないが、集団を大きくする過程ではこのような手順も必要であり、その場合はコア集団が身を引くことも覚悟しなければならない。

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