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ホームレスお断りのマクドナルドに思う

八王子にあるマクドナルドのとある店舗が、清潔な食事環境を侵害する恐れのある客の入店を拒否するという文書を掲示し、それがtwitterなどで画像拡散されている。ネットでは、マクドナルドに対して批判的な発言もちらほら見られる。ただ、飲食店の側からすれば、いろいろ理由をつけて追い返したくもなるだろう。

100円程度のコーヒーなどで一晩中粘られるということは、その店舗の場所をその時間分占有されるわけで、座席が塞がれた分はその時間に訪れたほかの客の入店を断らなければならない。結果として、その時間は本来期待される収益が飲食ではなく単に場所ふさぎ目的の客によって得られなくなる。別にコーヒー以上のサービスを客が店員に求めているわけではないが、その場を維持するのにかかるコストは発生する。建物の賃料や光熱費、店内の清掃コストなどである。

単に場所をふさぐだけ、そこに居るだけの場所は時間単位パーキングやネットカフェのような場所もあるが、そこはマクドナルドと同じ時間駐車したり滞在すると、その料金は100円ではない。要するに、彼らが居座っている空間を維持するコストは100円では実現できないわけである。これは、店員を不当に労働させているに等しい。労働者の給与は店側から出るし、額は保証されるのだろうが、客が労働者を不当に働かせているという構図は成立する。100円のコーヒーで居座っている客やその種の連中に肩入れして一緒にマクドナルドをたたいている連中には彼らを不当に働かせているという意識が無いのだろう。

また、場所ふさぎの連中は店内の雰囲気を規定する。それは食事環境が不衛生になるというだけではない。不衛生はあくまで彼らが作り出す雰囲気の一つに過ぎない。

店内の多くの空間をこの種のホームレスが占有することによって、ほかの正常な客が来店を忌避するような環境になる。それは店内でホームレス連中が交わす会話の内容や、彼らが起こすトラブルも原因である。特に、一晩中居座る人たちは寝る場所を求めてきている場合もある。寝ている間に盗難などがあれば、警察を呼ぶ必要が出てくる。そうするとその時間は店を閉める必要が出てくる。また、盗難のある店に行きたいと思う客はいないだろう。それゆえ24時間営業の飲食店はほかにもあるが、店内で寝るなら追い出すという方針の店も存在する。

店内の雰囲気が悪くなると、客足は落ちる。一方でおかしい人たちは留まり続けるから、客単価は伸びないし店の営業に支障をきたすトラブルが頻発するようになる。一定以上に店内の治安が悪くなると、店が閉店するか、おかしな人たちすらも忌避するような店になるかのどちらかである。いずれにせよ、彼らが居留まる行為は閉店のリスクにつながるのである。

接客に支障のある客の来店を拒否する権利は店舗運営者の裁量に任せるべきであって、無関係なリスクを負わない者が弱者に肩入れする立場を装って横槍を入れることではないだろう。ホームレスがマクドナルドから締め出されると夜を明かす場所がなくなるという批判は見当はずれのように思える。マクドナルドはホームレスの収容施設ではないからだ。

弱者の権利を主張するならば、批判者が自宅を開放して100円程度の利用料でホームレスを収容すればよい。twitterなら批判的な拡散やRTをした人数だけ引き取ればよろしい。缶ジュースなら喫茶店の営業許可もいらないだろう。マクドナルドのように100円で缶ジュースを渡して自宅に一晩居留まらせればよい。ついでに洗濯機と風呂場も開放してやればよいだろう。彼らの不潔さの問題も解決する。

この手法は素晴らしい方法だと思うのだが、きっと誰も実行しないだろう。きれいごとを言いながらも、自分は実行者として名乗り出ないしリスクを負わない、他人の成功に背乗りして名前を売る、それでいいことをしたと自己陶酔したい連中が弱者の周りに群がっているからである。

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