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飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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左翼の選民思想

社会や他者に対して文句は言うが、自分たちはメンバーとしての負担やリスクを負わないのは当然だと思っている。あるいは、自分たちが物事の主導権を握って当然、主張が通って当然、他者より優位な立場だと無根拠に思っている。そういった選民思想に侵されている人たちはいないだろうか。

ニュースを見ていると、連日のように明確に左翼陣営とは言い切れないものの、糸は引いていそうだったり、発想は似通っている主張を見かける。

最近では夫婦別姓がそうだ。結婚後も元の姓を名乗りたい、しかし問題はその元の姓はこれまで不変だったわけではないのである。だから、旧来の姓に固執する理由は、よほどやんごとなき家系なのだろう。旧来の姓がそこまでよいならば、入婿を取れば現行の法律でも名乗ることができる。

死ぬ時は自分の姓でと主張して国に選択別姓を求めた訴訟のケースもあった。ところが、その訴訟の趣旨から突き詰めていくと、原告の固執している旧姓も父親という選べない存在から強制されたものになるし、父親が国の制度で押し付けられて継承した姓を本人は納得しているという事になる。

仮に父親が婿養子で母方の姓に変わっていたとしたら、なおさらその姓は押し付けられたものである。そうでなくても、明治時代になってから屋号から正式な姓を名乗るようになった家系も多い中で、大半の姓は事務手続き上押し付けられたものにすぎないのである。

だから、訴訟の場で何を訴えたいのかがよく見えてこない。一つだけ言えることは、庶民には理解できないやんごとなき歴史のある苗字を絶えさせたくないなら、社会一般の方法で養子をとるなり、婚姻関係終了で復姓すればよくて、そうでないならば固執する理由は無いということだ。

また、自分の血統にこだわる不妊治療もしかりである。妊娠しにくい要因がある人ならばともかく、そうでない人たちが高齢になれば妊孕率は低下するのは明白なのに、若いころは性に奔放に遊びまわっておいて、高齢なって必死で子作りをしている。例えば、38歳なら20年近いチャンスがあったのである。そういった身勝手を医療でカバーすべきと主張するのも左翼的発想であるし、そこまで高齢になるならば養子をとるのも方法だが、なぜか自分の子供にこだわり、それに公的助成を求める発想と血統主義も左翼の選民思想ならではである。

とっかえひっかえ男を交換するならば、誰の子供でも文句は無いだろう。だが、左翼は自分の血統は選ばれたものだと思っているから、それを引き継がなければならないという使命感に燃えているのである。理由は、他人の汚れた血を引く子供は、自分の思い通りに育たないと考えているからだ。

日本共産党の機関紙・赤旗が安倍首相などの一部政治家を「戦犯の血統なので戦争を起こそうと欲している」と主張して叩いたり、あるライターが週刊誌に大阪の橋下徹市長を「部落ヤクザの息子・ハシシタ」とバッシングしたのと同じ発想がここにある。

その点、我が国の保守的な社会の方が余程多様性に寛容に見える。

養子制度は昔からあるし、入り婿も可能だ。商人の家では娘に婿養子の形で優秀な従業員を嫁がせて家業を発展させたり、武家でも政略結婚のように養子で他家に子供を生かせて政治的な結びつきを強化しつつ、長男以外は閑職で不要視される社会において、長男以下の子供にも生活保障できたのである。また、封建社会に見えた江戸時代は実際は身分の入れ替わりが激しく、出費のかさむ旗本家などは養子の形でお金のある商人が家計を継いで武家になった例も見られた。

どちらの生き方が幸せか?社会のほとんどの人たちは政治にも経済にも保守的な選択をするという傾向から考えてみればよいと思う。

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