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はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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あるアフィブロガーの一獲千金の夢が破れるまで

web制作

このブログもそうなのだが、ブログを書いていて、何かの成り行きで広告を設置というサイトは多い。そうではなくて、最初から広告を掲載する為にブログを作るというのは辛いだろうと思う。

広告の為というのは、要するにブログで一攫千金、広告を掲載して収入を得る目的で、商品やサービスなどの広告内容の記事をひたすら書いて、閲覧に来るユーザーにクリックを促すことに特化したサイトだ。

この種のブログ記事には中身も奥行きも無く、読者からすれば読むメリットが見いだせない。「・・・っていいのよぉ~(課題や問題点は指摘しない)」、「・・・がよさよう(買ってないのかよ!)」、「・・・を使うべき(なぜか自分は使わない)」などという記述にぶちあたって、苛立つことが無いだろうか。

そんなブログだが、収益を得る為には世間に露出を増やして、アクセス数を増やさなければならない。そこで、ブログやSNSの機能を悪用する。

しなくても良い「つながり機能」で片っ端から出てくるユーザーを選択しまくって、中身のない友達を増やす。新着ブログ欄に出てくるブログの内容を読まないで、片っ端から「評価するボタン」を押す。コメント欄があったらひたすら書き込み、本当に読んでいるのかも不明なあいさつ文や感想をはさみつつ、自分のブログの宣伝をする。

もちろん、それに平行して自分のブログに中身の無い広告を掲載し続け、書き込まれるコメント欄に返信しないといけない。ユーザー間で交流することによって、アクセス数が増えて収益も上がると教え込まれたか、そう思い込んでいるのだろう。

だが、その交流には中身がない。ブログに集まるのは、似たような目的でブログを運営している仲間のような連中ばかり。フォロー数ほしさにお互いに押し合う仲間を欲していたり、お互いに自画自賛しあう。

そのうち、その種の一攫千金的な目的は持っていなくて、普通にブログを運営している管理者が連日の意味不明の評価ボタン連打や、コメント欄書き込みを攻撃と見なして困惑するようになる。

この辺から、広告収入で一攫千金という目的の歯車が狂い出す。

場合によっては相手のブログ運営者が抗議に来る。そうすると、「ネットを見ていて良いと思ったサイトに感想を書いたり評価しただけ」と言い訳をして相手を納得させたり、その場では相手の怒りを理解したふりをして場を収め、ほとぼりが冷めたら宣伝を再開する。

うまくいけば、ブログに集まっている似たような連中が加勢して擁護してくれる。「気にしなくていいですよ!」、「もともとサービスについている機能を使って何が悪いんです!」という具合に。そもそも、ブログの拡散を妨げる行為は商売の敵だから必死で抵抗する。

そして、宣伝活動を再開し、再度反発を買う。

相手の運営者が、「こいつは頭がおかしいやつだ、関わるとまずい」と思ってタッチしないようになってくれればこっちのものだろうが、一連のやりとりを同じような被害に遭っている第三者が見ていて、「やはり、こいつはおかしい」と共感されると抗議する仲間が増える。特に、スパム行為被害者とのやりとりが会話としてかみ合っていないと、第三者はなおさらおかしいと思うようになる。被害者が意味のないボタンやコメントの乱用に怒っていて、スパム側がそれを商売の妨害行為だと必死で感情的に当り散らしているとそう見える。

こうしていると、宣伝スパム行為を外部で乱発していることを知らない読者も離れて行く。場合によっては、ブログ運営会社や検索エンジンからのペナルティもありうる。検索エンジンで掲載されにくくなったり、場合によってはブログのアカウントを削除される可能性もある。

その頃から、もう一つ重大なことに気づくだろう。

毎日スパム行為を続けて、反感まで買う割に収益が小さいという点に気付くのではないか。そこで、宣伝が足りないと考えて一層あちこちでスパムに励んだり、毎日のように商品を買いあさって紹介をする。だが、商品紹介しても実際の微々たる売り上げでは代金を回収できずに赤字が増大する。

そもそも、これまでスパム宣伝行為で獲得してきたブログ読者は、友達数稼ぎやアフィブログ仲間ばかりで自分のものを買えという主張はするが、相手のものを買うという申し出はしない者ばかりだ。だから、どれだけ宣伝しても内容を読んでいない読者ばかりで読者層を固めている。だれも買わない流れになるのは当然だ。

その原因に気づかないと、次はもっと利回りの良さそうな広告商材を探し回って次々手を出すようになる。物品数個売って数十円よりも、サービス登録や成約一回で数千円のほうが魅力的だからだ。こうして毎日のようにサービスの宣伝記事を投稿して登録利用報酬を狙う。

サービス紹介のために、サービスを絶賛する記事を書く。だが、多分実際には利用していないのだろう。深い内容が書けない。「・・・っていいのよぉ~」レベルの内容ばかりで、実際の登録方法や使い方、分かりにくかった面や逆にどのような面が使いやすくて勧めるに値するのかといった肝心の情報が書かれていない。

たまには検索でヒットしてレビュー記事を見に来るユーザーがいるかもしれないが、そういった人たちというのは実際に使用した場合の深い内容を求めている。中途半端にサービス名だけ挙げて絶賛しているようなページでは、アクセスしてもすぐ去ってしまう。そして、大して収益にならない。

だが、それに気づかないと、次の商材を探して同じように実態のない宣伝を始める。永遠の繰り返しだ。こうして、中身の無い宣伝ばかりの割に、周囲の反感ばかり買う最悪のブログが完成する。一獲千金の夢が破たんしたブログ管理者はいつの間にか更新をやめて、時が止まった状態のブログだけが残る。

最後に断わっておくが、ここに書いたスパムブロガーは一応架空の人物ということにしておいてほしい。

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