はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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便利・不便は誰の物差しか?

ある料金の支払をしたのだが、クレジットカードか現金振込の選択肢があった。それで、手数料負担が要らないというので振込にした。後日振込用紙が送られてきたのだが、振込で利用できる窓口はコンビニだけで銀行や郵便局からは利用できないという変わった方式だった。SMBC系の会社が収納代行をしているのに三井住友系の銀行ですら振り込みができないというのも変わった形式である。

現在の居住地は郵便局は至近距離、コンビニは徒歩5分、銀行はATMで10分以上、店舗はもっと遠いという立地なのでそれほど不便は感じなかった。コンビニのレジでバーコードで読み取って支払って終わりだったのであっけなかった。プリンターの用紙送りが壊れて印刷も不鮮明になったのでコンビニの複合プリンターで印刷したり、商品購入以外の面で何かと便利なサービスが利用できて助かっている。

ただ、今回の振込用紙のように「コンビニでしか使えない」という条件が利用者から利便性があると認知されるのは、周囲に店舗が展開されていて金融機関に行く以上にすぐに行ける地域だからこその理屈であって、遠方だったり店舗の展開が無い地域で他の支払い方法が用意されていない地域からすると、都市部の利便性の理屈を全国一律で押し付けた結果、利用者になれないという不利益を被ることになる。

この種の都市部から見た利便性の理屈というのは他の分野にもある。

先日、スマートフォンのキャリアを変えた時にPHSを勧められたのだが、2004年ごろにPHSを使っていた時に所要で地方に行くと、行政区分が町や村や離島だと容赦なく圏外になった。道の駅で人が集まろうが関係なかった。それでも当時のパンフレットでは全人口の95%近くをフォローしているという記述がされていた。国土面積とは言っていない。人が集まろうが、交通の要衝だろうが、圏外になっても、人口をフォローしているという主張が先に立って、都市部では大抵利用できるので癖の強い不便さがそこまで知れ渡らなかったのだろう。それから10年くらい経ってエリアマップを見てみたが、相変わらずな感じだ。

実は、この種の方法で一見全国サポートをうたいながらも、色々と阻止条項を作って経営資源を人口集中部とか一部の客層に集中投下するための新しいシステムなのではないかと思う。既に色々な分野で切り捨てが行われているのだと思う。でも、誰も問題にしない。コメンテーターは便利な都市部にばかり住んでいるし、マスコミはサービスを施行しているところから広告料を受け取っている。地方のマスコミですら、拠点は便利なところばかりで経済面では都市部と同等を自認している。地方の切り捨てとか衰退の問題は、案外マスコミのようなところよりも地域住民のほうが詳しいのではないだろうか。

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