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はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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クラウド利用前提の小型PCに思うこと

PC Life

クラウドブック」とでも呼んだ方が良いのか、Chromebook、windowsタブレットASUS x205、HP Stream、Lenovo S21eといった、ストレージの容量は抑え目にしてネット上のクラウドストレージでデータを備蓄して利用することを念頭に置いたような端末が出ている。これらは廉価であり、軽量で、場合によってはOfficeまで標準で付属しているものもあり、当ブログの訪問者も興味を抱いていたり、購入を検討している人がかなりいるようだ。

問題は、オンラインストレージを利用するということは、一見便利なように見えるがデメリットな面が多いということだ。

オンライン上にデータを置く性質上、守秘義務がからむものは扱えない。情報漏えいのリスクがあるし、管理側がオンライン上のデータを閲覧しないとか、内容を勝手に利用しないという保証はない。絶対記述内容をクロールされているに違いない。だから、会社の仕事を持ち帰ってこれを使うとか、初めから仕事用に導入するのはやめたほうがよいだろう。ポータブルHDDをつければよいのかもしれないが、それならばHDDつきの同程度のサイズのノートPCが3万円程度で販売されているではないか。

また、オンライン上にデータを置くということは、データを読み込んだり保存するときに場所を選ぶ。家庭内で光回線から無線ルータを介して使うならばともかく、それ以外の用途でこの種の端末を使おうとしている人たちは、通信環境は確保できているのだろうか。筆者の場合は現在はwimax2の通信容量無しプランを利用しているが、この種のwifiのサービスは通信容量の上限がある。上限を超えると通信速度が遅くなるということになっているが、遅くなるほかにページを読み込んでも最後まで読み込んでくれない状態になる。

スマートフォンテザリングする場合も同様である。昨今の写真ファイルは写真一枚で数メガバイトとか、たかだか文書ファイルでもテキストファイルなら大した容量でもないような文書が1メガバイトを超えていたり、ファイルの大容量化が進んでいる。ネットを手軽に閲覧するだけでも、画面一杯に解像度の高い写真をフル画面で表示するサイトや、Youtubeでも高解像度の動画が増えている。勿論、システムそれ自体のアップデートやウイルス定義ファイルのダウンロードも行われる。そんな条件の中でネット上にファイルを置いて、常時速度に問題なくデータをやり取りできるような通信環境を確保したうえで購入を検討しているのだろうか。

また、wifiは通信可能なエリアを選ぶ。現在、公式で車内で提供しているものはともかくとして、東海道新幹線ですら全線の沿線で確実に電波を拾って通信ができるわけではない状態なのに、ネット上で作業するためのファイルを入れておいた状態で、本当に必要な時にデータを読み込んで作業できると思っているだろうか。

この種の端末は軽さが売りである。しかし、気軽に持ち運べるPCだったとしても、持って行った先で気軽に使えるとは限らない。確保できるネットワーク環境と、その速度に翻弄される。PC本体のスペックは初めからイマイチだ。SDでストレージの容量を確保するとか、まずはネットでのデータのやり取りをしない単体の状態で使えると確信してから購入するとか、使う側も工夫して使わないとネットブックの衰退のときのようにすぐに使用放棄する羽目になるだろう。

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