はてなの決心高度

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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シルバー人材センターの落とし穴

シルバー人材センターという団体がある。市町村が運営しているのだが、高齢者を従業員として募集して、依頼のある先に派遣してアルバイトをさせる。公共団体の駐車場の整理員や駅前の駐輪場の管理人、空き地の草刈り、軽い日曜大工程度の工作、障子の張替など請負業務内容は多彩である。

様々な業務ができて依頼時のコストが安くて済むということをしきりにアピールしている。ただ、問題がある。

ひとつは、ひところ散々言われたことなのだが、本業として清掃や指物や大工を業としている者の領域を犯しているために、民業圧迫になっているということである。しかも、出来上がりはあくまで素人レベルのために、専門業者を潰した上に粗悪な腕前のところしか残らないという悪循環になりかねない。

また、これは余り知られていないことなのだが、シルバー人材センターには様々な業務は依頼できないのが現実である。シルバー人材センターが人材を派遣するには、地域内に派遣できる人材が登録されていないといけない。そして、その登録している老人が依頼業務を受託できなければならない。つまり、依頼をしても地域内に登録者がいなかったり、登録者がいても依頼したい業務に対応していないならば、結局人材センターは業務を請け負ってくれない。

そんなわけでかは不明だが、シルバー人材センターは自治体が人材を募集して自治体の業務で雇用する以上の広がりを見せていない。せいぜい見かけるのは公共の駐車場や空き地の草刈り程度である。シルバー人材センターのサイトを見ると、高齢者の生きがいだの社会参加だの、立派な文言が並ぶ。だが、現実には以来までに障壁だらけである。結局、現実の社会参加など関心が無くて、政策上・名目上で高齢者の社会参加を促進したことにする団体なのだと思う。

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