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飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。

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Uber Eats配達員の起こすトラブルに思うこと

Uber Eatsというwebアプリサービスがある。この種のサービスが出るたびにスタートアップ企業とか新しい働き方とか絶賛するメディアの見方は当てにならないので、旧来の見方をしようと思う。

一言で言えば、インフラや生産手段が未整備で、人海戦術が主体であり、人件費がかからない国なら成立するような手間賃ビジネスである。

発展途上国で路上で靴磨きをしたり停車している車の窓を拭いて少額の報酬をもらう子供達がいるだろう。あれと同じような流しの代行サービスを売りにしている。一番近い業態は、渋滞で停車している車に道端の屋台の食事や飲み物を代わりに買ってくるとか、行列に代わりに並んで買ってくることを業とする子供達だ。

なんの事はない、物乞いの一歩手前だ。それをUber Eatsと命名して、わざわざwebアプリで行っているに過ぎない。

利用する側は頭がアレな連中だ。そんなもの店で並んで買うなり、通常の出前配達を頼むなりすれば、手数料を考慮したらもっとマシな店屋物がその辺に沢山ある。食事の扱いも丁寧で、届いてぐちゃぐちゃということはない。固定電話が減って飲食店が出前の品書きを近隣に配布しなくなった影響でこんなサービスが普及するのだろう。身近な良心的な店屋物を知らず、安易にネットで検索に出た、誰がどう扱ったかも分からないような物を頼んで、疑いもせずに口にしている。

配達する側はもっとアレである。twitterを見ているとフリーター崩れや社会不適合者が食い詰めた末にUber Eats配達員などと嬉々として肩書きを書き、大きな組織に属した気になって、従来のアルバイトや企業勤めをバカにしながら意識高いアピールに必死である。

だが、彼らの収益は労力の割にどう見てもその辺のコンビニバイトにも劣る。いつ来るかも分からない注文の為に常時スマホアプリに貼り付いて、数百円の手数料の為に自転車やバイクで交通違反やトラブルを起こしながら移動し、配達後は空荷に無報酬で同じ距離戻るか、新たな配達の為に更にとんでもない方向に移動する必要がある。コンスタントに注文が1日続いてそれで、実際は注文の多い時間と暇な時間があるから、注文の無い時間も含めると無報酬の時間が全体の数割を必ず占める仕組みになっている。

一見、収益が上がって稼いだつもりになっていても、結局は同じ時間の普通のアルバイト以下の収益ということは十分あり得るし、それを納得済みで配達員をしている筈なのだが、現実はかなりの数でそれを計算出来ていなさそうな連中が配達員をしているようで、最低賃金をよこせと主張する団体が登場した。収益と労力の収支計算が出来ないのにUber Eats配達員になってしまったのである。

よくよく考えてほしいのだが、Uber Eatsは先に述べた発展途上国の買い物代行する物乞いの子供と同じ行為であって、食事を提供して収益を得るのではなく、誰かが作った食事を受け取って持っていく部分に手数料を付ける仕事である。注文者がいてこそ発生する手数料であって、本来なら自分で店に買いに行ったり普通の出前を注文する中で、代行して無理矢理配達してサービス料を受けるシステムである。 そこに最低賃金を主張すると、かえって配達員に不利益が生じてくる。

最低賃金を保証するなら自由な働き方はできなくなる。忙しい時間帯のコンビニバイトのように時間あたりの報酬上限を低めに設けながらも限界までの沢山配達をしなければならなくなるし、それで生じた余剰を収益を最低賃金保証の原資にする必要がある。一方で、全くUber Eatsの配達の仕事の発生しない地域で配達員を標榜すれば、配達しなくても配達員登録するだけで最低賃金分の収益が保証される意味不明の事態になる。過疎地の暇な配達員の報酬は多忙な地域の配達員の過重労働から捻出される。

Uber Eatsは配達員の手数料で収益を得る企業である以上、最低賃金の実現は不公平な労働から生む必要がある。もちろん、さして注文してもお得感の無いものを、手数料まで出して注文するユーザーが一定数いて、コンスタントに注文しないとシステムは成立しない。 注文する側も、配達する側も長続きするとは到底思えない。

正直、業態としては物乞いのように惨めで、そんな事業を判断力の弱い一部の連中に奨励して、組織に縛られない意識が高い新しい働き方だと思い込ませて酷使してポイ捨てするひどいwebサービスである。何人脱落しようが次々参入する者はいるだろうし、彼らの収益が収支マイナスであれどうであれ全国から手数料収入は入ってくる。配達員による不祥事が起きたらサクッと除名、でもガバガバ管理で再度パートナー契約。配達員による店舗やユーザーや一般市民との揉め事は続くだろうが、Uber Eatsに収益だけは入り続ける。

Uber Eats配達員には様々な自覚がない。会社のロゴを身に着けて行動すること、食品を適切に扱うこと、交通ルールなど法規を遵守すること。すべて欠けている。会社のロゴを身に着けて交通トラブル起こしたり雑な配送して、彼らが自己主張をしているtwitterですら批判的な書き込みや被害体験談が沢山書かれている。

名ばかり個人事業主なので、裏に反社会勢力関係者や配達員を束ねているそれ系の集団、5年間の就労制限期間のある元団体組員や、密入国者やオーバーステイをこきつかっている手配師などの怪しい雇用者が隠れているかもしれない。生憎、ユーザー宅は彼らから割れてしまっているから、配送内容がひどくても文句が言えないし、文句を言えば報復されるリスクもある。あるいは、個人宅に押し入る下見の口実で配達員をしている輩がいてもおかしくない。

Uber Eatsのロゴは背後の胡散臭さを覆い隠す隠れ蓑である。だからこそ普通の企業では就労できないような問題人物が配達員をしているとも考えられるのである。 渋谷の交差点でUber Eats配達員にひき逃げされたという被害体験談や、常磐線綾瀬駅前でタクシーの前に立ちふさがり言いがかりをつけていたUber Eats配達員に対するtwitter上の告発を見て、多くの人達が思ったことと同じことを私も思った。